これまで開発、実証実験を行ったPoC(Proof of Concept)モデル、プロジェクト、コンセプトをご紹介します。
水深調査
音波を海底に向けて発振し水深を計測することができる機器を船に取り付けることで、海底の水深・地形調査をおこなうことができます。
ドローン化した船は、こうした機器を搭載して精確にピンポイントの調査ができるほか、指定したエリアを面で調査することも可能です。また2回目からの調査もまったく同じ地点のデータを取得できるため、海底が砂地で頻繁に地形が変化する海域の地形の更新が容易です。
AST-181AST-231貨物輸送
古来から用いられる水運のように、水上ドローンは多くの貨物積載量(ペイロード)を持つソリューションです。
帆船型ドローンは速力に劣りますが無人かつ風力を利用するため運用コストが低く、また風向きを利用した自由な航路設定が可能で航路が存在しない島嶼への貨物運搬など海上運用に向きます。
電動型ドローンはスピードと精妙なコントロールに優れるため河川や沿岸部の貨物運搬に向きます。
AST-181AST-231海上パトロール
沿岸の漁場、定置網、立入禁止区域などパトロールしたいポイントを遠隔で昼夜を問わずドローンを巡回させることが可能です。
ドローンにはライブカメラやソナー、水中カメラ、水温計、風向計など各種センサー類を装備できるので、海上・海中の様子だけでなく現地の海況の把握が可能です。
観光船の航路の安全対策、不審船パトロールのほか、定置網などの漁場の見回りなどに対応します。
AST-181AST-231橋梁・法面検査
小回りが利く電動型ドローンは搭載カメラを使って水上から写真、映像撮影が可能です。無人かつ小型のAST-181ならば通常は侵入が難しい高度の橋梁点検や、浅瀬からの岸壁や法面の撮影などに応用できます。
高精度の機材を追加することで水上からの写真測量も可能になります。
AST-181